クリーム玄米ブランダイエットとは？置き換えできる？知りたいことを徹底解説

スーパーやコンビニでも簡単に手に入る「クリーム玄米ブラン」

実は、ダイエットに適した栄養素が含まれています。

「クリーム玄米ブランダイエット」はダイエットで不足しがちな食物繊維で便秘を防ぎ、たんぱく質やビタミンなども含んでいて栄養素の偏りをなくし、無理なく痩せる効果が期待できます。

どこでも手に入りやすいため、やり方が簡単で初めての方でもストレスなく実行できるこのダイエット方法。

この記事では栄養価やそのやり方、期待できる効果、注意すべき点などをご紹介します。

1 クリーム玄米ブランとは？
- 1.1 クリーム玄米ブランのカロリーと糖質
2 クリーム玄米ブランのダイエット効果とは？
3 ダイエットにおすすめのクリーム玄米ブラン3選
4 クリーム玄米ブランダイエットのやり方
- 4.1 よくある質問：食べるタイミングは(朝・昼・夜)のいつがいい？
5 クリーム玄米ダイエットのポイントや注意点
6 クリーム玄米ダイエットに関するよくある質問
7 まとめ

クリーム玄米ブランとは？

クリーム玄米ブランとは、食物繊維豊富な小麦ふすま（ブラン）と粗挽き焙煎発芽玄米を練り込んだ香ばしいビスケットでクリームをサンドした栄養調整食品です。

クリーム玄米ブランの種類

・たんぱく質をメインでとれる「たんぱく栄養食シリーズ」

・食物繊維やカルシウム、鉄、ビタミンをとれる「機能性表示食品シリーズ」

・カロリーを抑えた「カロリーシリーズ」

この３種類があり、フレーバーもカカオやブルーベリー、抹茶など手軽なおやつとして食べやすい一般的に馴染みのあるものとなっています。

コンビニやドラッグストア、スーパーなどどこでも手に入りますし、最初の発売の2001年から売れ続けているロングセラー商品ということで人気の高さがうかがえますね。

そんな高い人気のクリーム玄米ブランを使ったダイエット方法をご紹介します。

クリーム玄米ブランのカロリーと糖質

クリーム玄米ブランのカロリーと糖質を表にして掲載しました。

購入する際の参考にしてみてください。

種類	カロリー	糖質量
たんぱく栄養食シリーズ・ブルーベリー	174kcal	16g
たんぱく栄養食シリーズ・カカオ	177kcal	17g
たんぱく栄養食シリーズ・クリームチーズ	184kcal	15g
たんぱく栄養食シリーズ・クリームチーズ	176kcal	17g
機能性表示食品　豆乳&カスタード	174kcal	18g
機能性表示食品　ごま&塩バター	182kcal	16g
カロリーシリーズ　バニラミルク（３枚）	240kcal	27g
カロリーシリーズ　ビターチョコ（３枚）	240kcal	23g
カロリーシリーズ　抹茶キャラメル（３枚）	240kcal	27g

クリーム玄米ブランのダイエット効果とは？

クリーム玄米ブランは、普段取り入れにくい食物繊維やビタミン類などの栄養素が含まれることでダイエットに向いていると言えます。

どのような効果が期待できるのか、詳しくみていきましょう。

効果1.便秘対策に繋がる

まず期待できる効果は、便秘改善です。

クリーム玄米ブランの原材料である小麦ブランや玄米には食物繊維が豊富に含まれますので、ダイエット中に不足しがちな栄養素をとれるというわけです。

食物繊維は便の量を増やしたり、腸内環境を整えたりする作用があり、便秘対策に欠かせません。

たっぷり水分をとり、より腸を動かしやすくし便秘解消につなげましょう。

ブルーベリー味のクリーム玄米ブラン1袋（2枚・36g）あたりには、食物繊維が2.7g含まれています。

レタス100gあたりでも1.1gしか食物繊維はとれませんのでかなり効率よく摂取できることがわかります。

フレーバーによって若干栄養価が異なるため、購入前に栄養成分表示を確認してみてください。

効果2. 満腹感が得られる

食物繊維が満腹中枢を刺激する

クリーム玄米ブランに含まれる食物繊維＋水分でお腹を満たす効果があることを記載

クリーム玄米ブランは少量でも満腹感が得られます。

クリーム玄米ブランに含まれる食物繊維は、胃に入ると水分を吸収して膨張するため少量でも満腹感を得られやすいのです。

また、食物繊維には食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。

増粘作用のある食物繊維は、お腹の中で食べたものの粘り気を強くし胃から腸への移動を遅くするのです。

そのぶん糖の消化や吸収が緩やかになり血糖値の急上昇を抑えることができ、そうすると満腹中枢が正常に刺激されて「満腹感」を得られるというわけです。

ザクザクと食べ応えのある食感で口の中の水分が減るように感じるため、たっぷりの水分をとりながら、よくかんで満腹中枢を刺激するように食べるようにしましょう。

効果3. カロリーを抑えられる

クリーム玄米ブランは、摂取カロリーを抑えることができます。

クリーム玄米ブラン1枚あたり、87～92kcalと低カロリーです。

例えば、白米であれば茶碗1杯269kcalありますので、比べるとかなりカロリーを抑えられます。

食事の中での主食をクリーム玄米ブランに置き換えれば、摂取カロリーを抑えダイエットになりますが、普通に食事をしてクリーム玄米ブランを足すようでは、その効果はありませんので注意が必要です。

ダイエットにおすすめのクリーム玄米ブラン3選

ここで、実際にクリーム玄米ブランを使ってダイエットをする際のおすすめの種類をご紹介します。

クリーム玄米ブランダイエットのやり方

では、実際にクリーム玄米ブランダイエットのやり方についてご紹介します。

クリーム玄米ブランは糖質と食物繊維、たんぱく質やビタミン類などうれしい栄養素が含まれてはいますが、これだけでは必要なカロリーを充足することができません。

一食分をこれだけに置き換えるのではなく、他のものと合わせて食べるようにしましょう。

例）朝食

・クリーム玄米ブラン（ブルーベリー　2枚）

・野菜サラダ　（小皿　62g）

・ゆで卵　（1つ）

・りんご（半分・120g）

総カロリー	325kcal	この食事でのPFCバランス（理想値）
たんぱく質	12g	17％　（約20％）
脂質	14g	39％　（約30％）
炭水化物	38g	46％　（約50％）
食物繊維	5g

この表でもわかるように、他の食材とクリーム玄米ブランを合わせてとることでPFCバランスも理想値に近くなります。

ダイエット中は炭水化物を抜きがちになることで、食物繊維も不足する上にエネルギーも足りなくなります。

それではせっかく痩せてもリバウンドしやすい体になるだけなので、カロリーを抑えたバランスの良い食事が不可欠なのです。

「朝はこんなに用意する時間がない」

という方でも、サラダやゆで卵は前日のうちに準備して冷蔵庫に入れておけば翌日すぐ食べられます。

あとは、クリーム玄米ブランを買っておくだけでできますよ。

よくある質問：食べるタイミングは(朝・昼・夜)のいつがいい？

おすすめの食べるタイミングは朝食でとることです。

先ほどご紹介したように副菜をプラスして素早く食べられますので、時間のないときに取り入れましょう。

また、昼食と夕食の時間がとても空いてしまう方は、間食としてもおすすめです。

なぜなら、ダイエットをするときには血糖値の急上昇を避けなければならないので、空腹時間が長くなりすぎるのを避けたいからです。

ただし、消化に時間が必要なので寝る直前に食べるのは避けましょう。

クリーム玄米ダイエットのポイントや注意点

注意点

手軽に取り入れられそうなダイエット方法であることはお分かりいただけたと思いますが、ただそのまま食べているだけではダイエット効果は期待できません。

ここからはポイントや注意点をお伝えしていきます。

よく噛む

クリーム玄米ブランは歯応えがありザクザクした食感になっていますので、しっかりよくかんで食べましょう。

咀嚼回数を増やし脳が満腹になったという認識をすることで、食べ過ぎずに食事を終えることができるからです。

ダイエットで大切なのは、血糖値の急上昇を避けることだけでなく、食べ過ぎないということが大前提です。

咀嚼することで食べているという認識をすることもそうですが、唾液に含まれるアミラーゼという酵素の役割は消化を助けます。

口で消化の第一段階を助けることで、胃腸での消化をしやすくしますので体への負担も減らすことができます。

常によく噛むことを心がけましょう。

夜食で食べない

遅い時間の夜食で食べないように注意しましょう。

いくらヘルシーな食べ物でも、消化には時間がかかって体に負担になること、また消化されても余った糖は脂肪になりやすいからです。

せっかく、クリーム玄米ブランダイエットをしようとしても夜食として食べることでダイエット効果はなくなってしまいます。

どうしても、夜寝る前に空腹になる場合は夜間低血糖を防ぐために、はちみつ小さじ１杯、少量の果物を食べるようにしましょう。

置き換えしない

クリーム玄米ブラン単品を1回の食事の代わりにすることは避けましょう。

クリーム玄米ブランは、全ての栄養素をとれるわけではなく、1日に必要なカロリーを満たすこともできません。

置き換える際は先ほどの朝食の例のように、副菜を摂ることをおすすめします。

PFCバランスを整えカロリーを抑えることがダイエットでは重要だからです。

例えば、たんぱく栄養シリーズのブルーベリー味でも、1パッケージ（4枚入り）で

348kcal、タンパク質は10gしかとれません。

たんぱく質必要量は、運動をしていない方でも、体重✖️0.８〜1g必要です。

（体重60Kgなら、48〜60g必要）

そう考えると圧倒的に足りないのです。

ですので1日の置き換えとしては1〜２回を限度にし、バランス良い食事を心がけたうえで間食として取り入れるのが良いでしょう。

クリーム玄米ダイエットに関するよくある質問

よくある質問

クリーム玄米ブランダイエットに関するよくある質問にお答えしていきます。

クリーム玄米は体に悪いのでしょうか？

いいとも悪いとも言えません。

体にいいと言われている栄養素を含んではいますが、若干の添加物も含まれ特に脂質が高くなるからです（ブルーベリー味で脂質は49％）。

理想のPFCバランスを考えたときには、脂質が30％前後が目安となりますので、これでは過剰といえますし、砂糖も使われていますので、食べすぎてしまうと体によくない作用もあるでしょう。

クリーム玄米と糖尿病に関係性はありますか？

クリーム玄米ブランと糖尿病との関係は、はっきりとは言えません。

ショートニング（トランス脂肪酸）という成分が心疾患を引き起こしたりすると言われていることが要因でそう考えられる方もいるのだと思います。

日本ではWHOが示す数値より摂取量は少ないと言われていますので、諸外国のようにトランス脂肪酸を禁止するほど敏感ではなくなっています。

もちろん、これを食べたら必ず糖尿病になるということではないですが、あくまで加工された食品であるという認識を持って摂りましょう。

クリーム玄米ブランに栄養素は含まれてるの？

はい、栄養素は含まれています。

普段食事でだけでは不足しがちなビタミン類、カルシウム、鉄、マグネシウムなども含まれていますので、手軽にそれらを摂取できるという点では優秀です。

しかし、原材料を見ると先頭に出てくるのは「小麦粉・ショートニング・砂糖」となっており、炭水化物と砂糖が多いということは多量摂取で太りやすくなるといえるものです。

ビタミン類などの栄養摂取を目的にクリーム玄米ブランをとるというのはやめましょう。

まとめ

ここまで、クリーム玄米ブランを使ったダイエット法をご紹介してきました。

手軽に食べられるという点では栄養価も高く優秀な食品なのですが、単品で食事を置き換えるには足りない部分が多くあるため注意が必要です。

あくまで間食として活用したり、野菜やたんぱく質源になるものを合わせてとるようにしてダイエットに役立てましょう。