ココアにどんなダイエット効果があるのか気になっていませんか?
甘い飲み物というイメージがあるココアですが、ココアに含まれている食物繊維が食欲を抑えて食べ過ぎを防いでくれる効果があります。
さらに、カカオポリフェノールが代謝を上げてくれるので、脂肪が燃焼されやすくなります。
つまり、ココアは飲むだけで痩せるダイエット向きの飲み物なのです。
しかし、ココアは飲む種類や飲み方によっては糖分が多くなって太りやすくなってしまいます。
今回の記事では、ココアは甘い飲み物なのになぜダイエットに効果的なのか詳しくお伝えしていきます。
この記事を読んで、ココアのダイエット効果の素晴らしさを知るとすぐにダイエットに取り入れたくなりますよ!
目次
実はココアはダイエット向きの飲み物だった
ココアは食欲を抑える効果があるので、食前に飲んで食事の量を減らすことができます。
なぜなら、ココアはたった5gでキャベツ100gと同じくらいの食物繊維が含まれているからです。
また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにする効果もあるので、脂肪が作られにくい体にしてくれます。
ココアは甘いのでダイエット向きではないと思われていますが、キャベツなどの緑黄色野菜よりも簡単に食物繊維が摂れるのでダイエット中におすすめの飲み物なのです。
次の章からは、もう少し詳しいココアのダイエット効果についてお話していきます。
ココアの7つのダイエット効果
ココアは次の7つのダイエット効果があります。
- 食欲を抑えることができる
- 代謝が上がって脂肪が燃焼されやすくなる
- 血糖値の上昇が緩やかになる
- 抗酸化作用でアンチエイジング
- ダイエットのイライラを抑える
- 便秘が解消される
- 安眠できる
主なダイエット効果は食物繊維によるものですが、カカオポリフェノールも見逃せません。
ココアは脂肪が燃焼されやすい体にしてくれますが、これはカカオポリフェノールが血流を良くするからなのです。
その他にも、抗酸化作用によるアンチエイジングができる優れものです。
では、早速7つのダイエット効果について詳しく見ていきましょう。
効果1.食欲を抑えることができる
ココアに含まれる食物繊維が満腹中枢を刺激するので、食欲を抑えることができます。
食物繊維は腸の中で善玉菌のエサになって、短鎖脂肪酸という成分を作り出します。
この短鎖脂肪酸が満腹中枢を刺激するので、食べ過ぎを防ぐことができるのです。
効果2.代謝が上がって脂肪が燃焼されやすくなる
ココアはカカオ豆が原料なので、カカオポリフェノールが豊富に含まれています。
カカオポリフェノールは、糖質の代謝に関わるタンパク質の誘導が活発になるので糖質を摂っても太りにくくなります。
また、脂質が吸収されることを防いで脂質の代謝も高めてくれます。
つまり、ココアを飲むと代謝が上がるので痩せやすくなるのです。
効果3.血糖値の上昇が緩やかになる
ココアを飲むと食物繊維のおかげで血糖値の上昇が緩やかになります。
食物繊維はほとんど消化されずに、食べ物と絡み合って胃から腸へ移動するスピードを遅くしてくれます。
そして、腸の中で糖質が吸収されるスピードも抑えてくれるので、血糖値の上昇が緩やかになります。
血糖値は急上昇すると、脂肪が作られる働きが強くなるので太りやすくなってしまいます。
ですが、食物繊維は糖質の吸収を抑えて血糖値の上昇を緩やかにするので、脂肪が増えにくくなるのです。
効果4.抗酸化作用でアンチエイジング
カカオポリフェノールは代謝を良くしたり、血糖値の上昇を抑えたりするだけではなくアンチエイジングも期待ができます。
私たちは酸素を使うときに、酸化力の高い活性酸素を作り出します。
活性酸素が増えすぎると血管や細胞を傷つけるので、老化の原因となってしまいます。
カカオポリフェノールは、活性酸素が増えすぎないように抑制する働きがあります。
その結果、老化を防げるのでアンチエイジングが期待できます。
効果5.ダイエットのイライラを抑える
ココアを飲むと幸せホルモンであるセロトニンが増加するので、ダイエット中のイライラを抑えるリラックス効果が期待できます。
これはテオブロミンというカカオ豆以外にほとんど含まれない成分のおかげです。
ダイエット中は甘いお菓子や唐揚げのようなカロリーの高い食べ物を我慢するので、好きなものが食べられずにイライラしてしまうことがあります。
そして、イライラが続くと我慢ができなくなり、お菓子や唐揚げを暴食してしまいます。
ココアに含まれるテオブロミンはセロトニンの分泌を増やしてリラックスさせる効果があるので、イライラによる暴食を防ぐことができてダイエットにとても効果的です。
効果6.便秘が解消される
便秘がちな人はココアで便秘の解消をすることもできます。
ココアはリグニンという水に溶けにくい食物繊維が多く含まれています。
この食物繊維は不溶性食物繊維と呼ばれていて、便のカサを増やしてくれる働きがあります。
便のカサが増えることで腸が刺激されて、便を排出しようとする動きが活発になるのです。
効果7.安眠できる
ココアに含まれているテオブロミンのリラックス効果で、ぐっすりと眠れる効果もあります。
安眠は脂肪を分解する効果がある成長ホルモンの分泌を促すので、ダイエットにとても重要な要素の1つです。
もし眠りが浅かったり睡眠時間が短かったりすると、成長ホルモンの分泌が少なくなるだけではなく、食欲を増進させるグレリンというホルモンが増えて太りやすくなってしまいます。
しかし、安眠できていれば成長ホルモンがしっかりと分泌されて、食欲を抑えるレプチンというホルモンの分泌量も増えます。
その結果、脂肪が分解されて痩せやすくなり、食べ過ぎも防ぐことができます。
ダイエット中のココアの正しい飲み方
ここまでご紹介した通り、ココアはたくさんのダイエット効果があるのでダイエット中に是非おすすめしたい飲み物です。
しかし、ココアは飲み方一つで太りやすくなり、せっかくのダイエット効果が失われてしまいます。
そこで、ここからは正しいココアの飲み方をお伝えしていきます。
砂糖なしの純ココアを選ぶ
純ココアとはカカオの原料であるカカオ豆100%で作られたココアのことです。
他に、ミルクココアと呼ばれている砂糖などが混ざっているココアがありますが、普段飲むのはミルクココアではないでしょうか。
ミルクココアは砂糖が混じっていて糖分が高く、ダイエット中に飲むのはおすすめできないココアです。
純ココアであれば糖分も低く、ダイエット効果を得られるので純ココアを選ぶようにしましょう。
ココアは1日に10g飲む
純ココアは1杯(5g)あたり、約20Kcalなので飲みすぎなければ太る心配が一切ありません。
10gの純ココアを飲むと食物繊維が3g近く摂れるので、食べ過ぎや血糖値の上昇を抑える効果が十分に得られます。
朝食前と夜寝る前の2回に分けて飲む
ココアは食前に飲むことで食物繊維のダイエット効果が発揮されます。
特に朝食の前に飲むと、1日を通しての代謝が上がりやすいので痩せやすくなるでしょう。
そして、夜寝る前に飲むことで安眠することができ、脂肪を分解する成長ホルモンの分泌を促せます。
ダイエット中に飲むおすすめの純ココア
ここからは、パーソナルトレーナーとしてダイエット指導をしている私が厳選した、おすすめの純ココアをご紹介させていただきます!
純ココアは水に溶けにくかったり、苦くて飲みづらかったりするものが多いです。
今からご紹介する3つの商品は水に溶けやすく、味も飲みやすいと評判のものです。
ダイエット中にココアを飲むなら、ここでご紹介する3つのココアを選びましょう。
おすすめ1.純ココアパウダー
ダイエット中に飲むおすすめの純ココア1つ目は「純ココアパウダー」です。
こちらの商品はミルクが全く含まれていない、カカオ豆100%の商品です。
まろやかなコクと香りを感じられ、ココア豆本来の味わいがあります。
Amazon価格:1個あたり 1,000円
おすすめ2.バンホーテンピュアココア
ダイエット中に飲むおすすめの純ココア2つ目は「バンホーテンピュアココア」です。
バンホーテンは世界で初めてココアパウダーの製造法を発明しました。
そのため、伝統のある技術と厳しい品質管理の元に作られています。
純ココアは水に溶けにくいものが多いですが、バンホーテンは溶けやすいと言われているのでとても飲みやすいと言えます。
Amazon価格:741円
おすすめ3.森永 純ココア
ダイエット中に飲むおすすめの純ココア3つ目は「森永 純ココア」です。
森永の純ココアは厳選されたカカオ豆を最適な配合で作り上げています。
風味が豊かで高品質なのが特徴です。
口コミの評価も高く、飲みやすいとの声が多い商品です。
Amazon価格:1個あたり 419円
ココアのダイエット効果を高めるレシピ
最後にココアのダイエット効果を高めて、美味しく食べられるレシピをご紹介します。
ココアはレシピ次第では砂糖が多量に必要だったり、はちみつを使用したりすると太りやすくなってしまいます。
ここでご紹介するのは太りやすい材料がほとんど使われておらず、さらにダイエット効果がある食材も使っているレシピです。
簡単にどんなダイエット効果があるのかもお伝えしていきます。
ココアと豆腐のヘルシーミルクレープ
材料 用量 小麦粉 100g ハイビターココア70%(純ココアに変更しましょう) 大さじ1 豆腐(絹) 1丁 豆乳 200ml ハイビターココア70%(純ココアに変更しましょう) スプーン1杯(チョコレートソースに使用) 豆乳 大さじ2(チョコレートソースに使用) 出典:クックパッド
- ボウルの中に小麦粉、ハイビターココア、豆乳を入れて混ぜる。
- ボウルの中に卵とみじん切りにした豆腐を入れ、なめらかになるまで混ぜ合わせる
- 余熱したフライパンに、クレープ生地を薄くして焼く。
- 焼いている間にミルクレープにハイビターココアと豆乳を入れて混ぜ合わせる。
- 焼き上がったクレープ生地にココアソースを掛けて完成。
このレシピは、豆腐と豆乳に含まれている大豆サポニンという成分がココアのダイエット効果を高めてくれます。
大豆サポニンは脂肪が作られるのを防ぐ効果があるので、ココアと相性が良い食材です。
ココアのおから蒸しパン
材料 用量 おからパウダー 30g サイリウム 5g ベーキングパウダー 3g ココア 大さじ3 豆乳 150g 卵 2個 シュガーカット 15g ココナッツオイル 20g バニラオイル 5滴 出典:クックパッド
- ☆の粉類をボールに合わせて泡立て器で混ぜる。
- 豆乳を入れて混ぜたら、残りの材料も入れて混ぜる。
- 手頃なタッパーにクッキングペーパーを敷いて生地を等分して入れる。
- 軽く持ち上げて落とし、中の空気を抜いて落ち着かせる。
- レンジ600wで5〜6分加熱する。
- 触ってみて生地が手につかなければ完成。
おからは食物繊維がとても多いので食欲を抑えたり、血糖値の上昇を緩やかにしたりするココアのダイエット効果を高めてくれます。
このレシピではバニラオイルなど少し甘い材料が使われているので、甘い物を食べたいという人におすすめです。
生おからココア風味しっとりクッキー
材料 用量 ホットケーキミックス 200g 豆腐 200g 生おから 80g ココア 50g 塩 少々 菜種油 少々 出典:クックパッド
- 生おからと豆腐を良く混ぜる。
- 粉ものを全部合わせ、1と菜種油を混ぜる。
- 適度な大きさに手で丸め、クッキングペーパーを敷いた天板の上に並べる。
- オーブントースターで650w程度で約15分、様子を見ながら焼く。
- 完成。
菜種油はオリーブオイルにも含まれているオレイン酸という成分が入っています。
オレイン酸は血液をサラサラにして代謝をあげてくれるので、ココアのダイエット効果を高めてくれます。
まとめ
ココアはたった5gでキャベツ100gと同じくらいの食物繊維を摂ることができます。
そのため、食欲を抑える効果や血糖値の上昇を緩やかにする効果を得やすく、飲むだけで痩せやすくなります。
しかし、ミルクココアのように砂糖が使われているココアは、糖分が高くなって食物繊維の効果が薄れてしまいます。
ココアを飲むときは今回ご紹介した純ココアの商品を選んで、糖分が高くならないように気をつけて飲みましょう。
そうすればココアを飲むだけでも十分にダイエット効果が現れるでしょう。