トランポリンダイエットは、トランポリンを自宅で跳ぶだけで脂肪が燃焼されるという流行の有酸素運動です。
しかし、本当にトランポリンを跳ぶだけでダイエットの効果があるのか疑問が残ります。
そこで今回の記事ではトランポリンで本当にダイエットが出来るのか、経験者の口コミと合わせてトランポリンのダイエット効果について解説していきます。
トランポリンダイエットがすぐにでも試せるようにオススメのエクササイズもご紹介いたしますので、この記事を参考にしてトランポリンダイエットを行ってみてください。
目次
トランポリンダイエットとは
トランポリンダイエットは自宅で楽しみながら誰でも出来る人気の有酸素運動です。
ちなみにトランポリンで消費されるカロリーは、30分跳ぶだけで約140Kcalです。(個人差があります。)
ウォーキングの消費カロリーは30分で約126Kcalなので、トランポリンの方がより多くのカロリーを消費することが出来ます。
トランポリンダイエットは有酸素運動としての効果以外にも2つのダイエット効果があるので、次からご説明させていただきます。
トランポリンダイエットには即効性がある?
トランポリンダイエットに即効性はありません。
毎日30分続けたとして1kg痩せるのに1.5ヶ月程度かかってしまいます。
脂肪1kg落とすのに7200kcal必要なのですが、トランポリンの消費カロリーは30分で140kcalです。
この値を単純計算すると1kg痩せるのにおよそ1.5ヶ月必要になってしまいます。
トランポリンダイエットでは短期的に痩せることはできないのです。
しかし、トランポリンには下半身を鍛える効果があるため、下半身のシェイプアップや基礎代謝を上げる効果が期待できます。
長期的な目線で考えるとダイエットとしてはとてもおすすめです。
トランポリンダイエットの2つの効果
トランポリンダイエットは、次の2つのことからダイエット効果があるといえます。
- 主に下半身が鍛えられて基礎代謝が上がる
- むくみが改善されて足が細くなりやすい
トランポリンは跳んでいるときの消費カロリーと下半身の筋肉が鍛えられるので、ダイエット効果が高いです。
その他にも、むくみの改善もトランポリンを跳ぶことで見込めます。
以上が大まかなトランポリンダイエットの概要ですが、もう少し詳しく見ていきましょう。
効果1.主に下半身が鍛えられて基礎代謝が上がる
トランポリンは常にジャンプしている状態が続くので、下半身の筋肉が鍛えられます。
筋肉は基礎代謝の約2割を占めるので、筋肉量を増やすことで日々の消費カロリーを増やすことができます。
- 基礎代謝を臓器別に見ると筋肉・心臓・脳が約2割ずつカロリーを消費している。
- 筋肉の少ない人は基礎代謝量が低くなる。
特に下半身の筋肉は大きい筋肉が集中しているので、鍛えることで太りにくく痩せやすい体を作ることができます。
また、腕を大きく動かしたり体を捻ったりすることで上半身の筋肉も刺激されます。
跳び方を工夫するだけで全身運動になるので、トランポリンは痩せる体を作るという点で最適な運動です。
効果2.むくみが改善される
トランポリンで体が上下することによって、むくみが改善すると言われています。
座っていることが多い人や、同じ体勢でいる時間が長い人は下半身中心にむくみやすいです。
水分やリンパの流れがよくなることでむくみが解消されて、全体的にほっそりした体になることができるようです。
トランポリンでのむくみ改善の科学的根拠についてはトランポリンでは下半身以外のむくみの改善が難しいをタップしてください
トランポリンダイエットのメリットデメリット
トランポリンダイエットは跳び続けるだけでカロリーが消費されるので、一見するとデメリットがないように思えます。
しかし、トランポリンにもデメリットがありますので、自分に合ったダイエット方法なのか考えてみましょう!
ここからはトランポリンダイエットのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
トランポリンダイエットのメリット
トランポリンダイエットの1番のメリットは、自宅でトランポリンを跳ぶだけでカロリーを消費できる点です。
- 自宅で出来る
- 飛ぶだけでカロリーが消費出来る
- 準備に時間がかからない
同じ有酸素運動でウォーキングやジョギングがありますがウエアを着てシューズを履き、メイクをして外に出なければいけません。
準備するだけでも時間がかかり、煩わしさを感じてしまいます。
ですが、トランポリンは家の中で行えるので、思い立ったときにすぐ始めることができます。
簡単に好きな時にカロリーを消費できるのがトランポリンダイエットのメリットと言えるでしょう。トランポリンダイエットのデメリット・注意点
トランポリンダイエットのデメリットは膝などの関節に負担がかかりやすいので、運動不足の方や体重が重い人には向かないということです。
- 下半身に負担がかかりやすい
- 飛び方に気をつける必要がある
トランポリンはジャンプ動作が続くので下半身中心に負担がかかりやすいです。(地面で行うよりは負担が少ないです。)
ジャンプ動作はランニングよりも膝に負担がかかりやすいので、跳び方に気をつけなければいけません。
運動不足や体重が重いかもと感じる方は、今回ご紹介する初級者向けのエクササイズを行うようにしてください。
トランポリンダイエットの口コミ
トランポリンダイエットの効果やメリット・デメリットがわかったところで、実際にトランポリンダイエットを行なった人の口コミを見ていきましょう。
成功した人、失敗した人がそれぞれいますのでその違いも伝えていきます。
トランポリンダイエットに成功した人の口コミ
半年で6キロ太って2ヶ月で2キロ減量。前は2キロなんて1週間で落ちたのに全然落ちない😭そりゃ食べてるし飲んでるからな🍺w
あと4キロ😂#減量中#ダイエット#トランポリン#水泳 pic.twitter.com/CjghuqBAuj— 中島玲8/29恵比寿aim (@RayL0tus) 2018年7月27日
トランポリンダイエットに成功した方はトランポリンだけではなく、食事に気を遣ったり他の運動を合わせたりしていることがわかりました。
行ってから数日で既に結果が出ている人もいるので、効果は十分にあると言えます。
トランポリンダイエットに失敗した人の口コミ
あー、いかん。肩も首もバキバキだ。いつものトランポリンを1時間に増やして5日経ったけどまだ痩せないし体脂肪も減らないし。筋トレも軽くやってる。
— 稲垣みさお (@inagaki_misao) 2018年4月13日
トランポリンダイエットに失敗してしまう人は、食事の改善をしていない人が多いと感じます。
消費カロリーに対して摂取カロリーが上回ってしまうと、いくら運動していても体重は減りません。
トランポリンダイエットをしている安心感から食べ過ぎず、食事の量を減らしていくことが重要です。
【やり方】トランポリンダイエットにおすすめのエクササイズ 9選
トランポリンダイエットはただ跳ぶだけでも効果がありますが、エクササイズとして行うことでより一層ダイエット効果が高まります。
ダイエット効果がもっと欲しいという方は、激しく動くほどカロリーが消費されるので上級者向けのエクササイズを選ぶようにしましょう。
運動不足で体重も私は重いかも…と思う方は初級者用のエクササイズを選んでください。
トランポリンの初心者向けエクササイズ | |
ウォーキング | 2分×2セット |
シザース | 2分×2セット |
ニートゥエルボー | 2分×2セット |
ジャンプ | 2分×2セット |
トランポリンの上級者向けエクササイズ | |
ツイスト | 2分×2セット |
サイドキック | 2分×2セット |
フロントキック | 2分×2セット |
バックキック | 2分×2セット |
ダッシュ | 2分×2セット |
それでは見ていきましょう。
トランポリンダイエットの初級者向けエクササイズ
ここからはそれぞれのエクササイズのやり方、ポイントをお伝えします。
各エクササイズを2分ごとに2セット繰り返しましょう。
ウォーキング
トランポリンダイエットにおすすめのやり方1つ目は「ウォーキング」です。
- トランポリンの上でウォーキングをする
- ただウォーキングするのではなく、少し上に跳ねるイメージで行う
シザース
トランポリンダイエットにおすすめのやり方2つ目は「シザース」です。
- 足を前後に開く
- 跳んだ時に前後の足を入れ替える
ニートゥエルボー
トランポリンダイエットにおすすめのやり方3つ目は「ニートゥエルボー」です。
- 対角の肘と膝をくっつける
- 1度普通に跳んでリズムをとる
- 逆側も同じように行う
ジャンプ
トランポリンダイエットにおすすめのやり方4つ目は「ジャンプ」です。
- 連続でなるべく高く上に跳ぶ
- 手の位置はバランスが取りやすい位置でキープ
トランポリンダイエットの上級者向けエクササイズ
トランポリンに慣れてきた、運動が得意でダイエット効果をもっと高めたい人はここでご紹介する上級者用のエクササイズを行いましょう。
各エクササイズを2分間、2セット行いましょう。
ツイスト
トランポリンダイエットにおすすめのやり方5つ目は「ツイスト」です。
- 跳んだと同時に腰をひねる
- 上半身は腰とは逆側にひねる
サイドキック
トランポリンダイエットにおすすめのやり方6つ目は「サイドキック」です。
- 跳んだと同時に足を横に開く
- 1度普通に跳んでリズムをとる
- 逆足を開く
フロントキック
トランポリンダイエットにおすすめのやり方7つ目は「フロントキック」です。
- 跳んだと同時に前に足を振り上げる
- 1度普通に跳んでリズムをとる
- 逆足を振り上げる
バックキック
トランポリンダイエットにおすすめのやり方8つ目は「バックキック」です。
- 膝を曲げてかかとをお尻に近づける
- 腕でかかとをタッチする
- これを左右繰り返す
ダッシュ
トランポリンダイエットにおすすめのやり方9つ目は「ダッシュ」です。
- その場でもも上げをする
- ただ足をあげるのではなく、足の裏をトランポリンに叩きつけるイメージ
自宅でできるトランポリンダイエットのやり方
自宅では「トランポリンダイエットの初級者向けエクササイズ」を行いましょう。
上級者編は動きが大きくなり、自宅などのスペースでは怪我をしてしまう可能性もあります。
また、いきなり難しいものを行うと継続せず、ダイエット効果が得られない場合もあります。
自宅でトランポリンダイエットを行う場合は初級者編から実践してみましょう。
【実体験】トレーナーがダイエットに利用したおすすめのトランポリン
トランポリンダイエットを行うには、大人用のトランポリンを用意する必要があります。
子ども用のトランポリンでは大人の体重を支えきれない可能性があります。
ここではひのまる整骨院のパーソナルトレーナである私が、実際に使用したおすすめのトランポリンをご紹介いたします。
DABADA トランポリン
今回このトランポリンを選んだのは次の3つの点からです。
- Amazonのレビューがとても良い
- 耐荷重が110Kgまでなので安全に使える
- スプリング部分にカバーがある
実際に使ってみると想像よりもしっかりと作られている商品で、故障などの心配はないという印象です。
カバーがスプリング部分にしっかりかかることで、バランスを崩した時に足を挟んでしまう可能性も低いです。
自宅で使用する場合、靴下を履いて跳ぶことが考えられますが滑る素材のなので裸足かシューズを履くことをおすすめします。
Amazon価格:6,628円
トランポリンダイエットで知っておくと良い3つのこと
これからトランポリンダイエットを始めようというあなたに、知っておくと良い3つのことを最後にお伝えしたいと思います。
- 胸をスポーツブラなどで固定する
- 脂肪を燃焼させるためにトランポリンダイエットを20分以上行う
- トランポリンでは下半身以外のむくみの改善が難しい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
胸をスポーツブラなどで固定する
女性はトランポリンダイエットを行うときにスポーツブラや、キツめのブラジャーで胸を固定することをおすすめします。
胸はクーパー靭帯というコラーゲン繊維の靭帯で支えられていますが、ジャンプ動作で伸びたり切れたりしてしまうことがあります。
この靭帯は一度伸びたり切れたりすると再生しないので、胸が垂れたままになってしまいます。
トランポリンはジャンプ動作が多く、胸が垂れるきっかけになってしまうのでしっかりと固定しましょう。脂肪を燃焼させるためにトランポリンダイエットを20分以上行う
有酸素運動は運動のエネルギーとして最初に糖質を使います。
糖質が使われて間も無くすると糖質の量が少なくなり、脂肪をエネルギーとして有酸素運動を行います。
このエネルギーの切り替えまでに20分ほど時間がかかるので、トランポリンダイエットで脂肪を燃焼するなら最低でも20分以上行う必要があります。
5分や10分だけでもダイエット効果はありますが、体重が思ったより落ちない可能性があるので最低でも20分はトランポリンダイエットを行うことをおすすめします。
トランポリンでは下半身以外のむくみの改善が難しい
トランポリンによるむくみの改善は、下肢以外断言できないのが現状です。
下肢のむくみは下肢の筋肉を動かすことで筋ポンプ作用により静脈圧が低下してむくみの発生を防ぐことができます。
- 下肢のむくみは下肢の筋肉で収縮と弛緩を繰り返すと、筋ポンプ作用により静脈圧が低下し還流量が増加する。そのためむくみの発生を抑制できる。
- 長時間の立位姿勢などでむくみが発生しても軽い運動によりむくみを軽減できる。
しかし、上肢(上半身)や体幹部については研究結果がないことから、むくみの改善は下半身に限られるのかもしれません。
まとめ
トランポリンダイエットはただ跳ぶだけでもダイエット効果がありますが、エクササイズとして行うことで消費カロリーを多くすることができます。
今回ご紹介した初級者向けのエクササイズと上級者向けのエクササイズのどちらかを選んで、まずは1週間行ってみてください。
トランポリンは30分跳んでも約140Kcal程の消費カロリーなので、痩せるのが緩やかなダイエットだと言えます。
もっと本格的にダイエットしたいという方は、筋トレや食事指導がマンツーマンで受けられるパーソナルトレーニングがおすすめです。