
うどんは低カロリー低糖質なので、ダイエットに良いと思われがちです。
しかし、実はGI値がとても高く、血糖値が上がりやすいのでダイエット向きでありません。
白米やラーメンに比べると太りにくい食べ物ですが、GI値が80もあるので脂肪になりやすいのです。
そこで、今回はうどんが太りやすい3つの理由についてお伝えしていきます。
どうしてもうどんを食べたい人向けに、ダイエット中でも食べられるうどんの種類もご紹介しているので、これからうどんを食べるあなたの参考になればと思います。
目次
うどんがダイエットに良くない3つの理由
うどんはよく低カロリー低糖質でダイエットに良いと言われてますが、GIが高くて血糖値が上がりやすい食べ物です。
100gあたり | うどんの栄養 |
カロリー | 270Kcal |
糖質 | 55g |
GI値 | 80 |
そのため、白米やラーメンと同じように太りやすい食べ物なので、ダイエット中に食べることはおすすめできません。
GI値が高くて血糖値が上がりやすい
うどんはGI値が白米と同じくらい高く、血糖値が上がりやすい食べ物です。
食べ物 | GI値 |
菓子パン | 95 |
白米 | 84 |
うどん | 80 |
そば | 59 |
GI値が高いほど血糖値が急上昇してしまい、血糖値を下げようとしてインスリンが大量に分泌されます。
インスリンは糖質を脂肪に変える働きを持っているので、うどんが脂肪に変わりやすくなってしまうのです。
どれだけカロリーや糖質が低くても、血糖値が急上昇するうどんは太りやすいといえます。
消化がよくて腹持ちが悪い
うどんは消化が早いので、腹持ちが悪い食べ物です。
なぜなら、うどんや白米などの糖質は口の中から消化が始まっているからです。
口の中では唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素によって消化され、吸収しやすい成分に変えられます。
タンパク質や脂質の場合は胃や腸で消化が始まるので、糖質が一番消化が早いのです。
このことから、ほとんどが糖質からできているうどんは、腹持ちが悪くて空腹になりやすい食べ物だとわかります。
食べやすくて食べる量が多くなってしまう
うどんは食べやすいことから、ついつい食べる量が増えてしまいます。
食感が柔らかく、風邪を引いている時でも食べやすいです。
このことからあまり食べていないつもりでも、たくさんの量を食べてしまうのです。
ダイエット中に食べても良いうどんの種類
うどんは太りやすいので、ダイエット中に食べるべきではありません。
ですが、麺が好きでどうしてもうどんを食べたい人もいるのではないでしょうか。
そんなあなたのために、うどんの中でも太りにくい種類をご紹介していきます。
ここからご紹介する5種類のうどんなら、ダイエット中でも食べることができるので参考にしてください。
わかめうどん
わかめうどんは、わかめが大量に載っているうどんです。
わかめは食物繊維が多く、うどんの血糖値上昇を抑えてくれる効果が期待できます。
まずはわかめから食べて、うどんの麺を最後に食べるようにしましょう。
かけうどん
かけうどんは、茹でた麺にかけ出汁をかけただけのうどんです。
具材は薬味(ネギなど)やかまぼこが乗っていることが多く、とてもシンプルといえます。
うどん以外でカロリーが高くなることがないので、太りにくいうどんです。
讃岐うどん
讃岐うどんはコシが強い麺が使われたうどんのことです。
麺が普通よりも少し太く、かみごたえがあるので噛む回数が自然と増えます。
噛む回数が増えるほど満腹中枢が刺激されるので、食べすぎを防ぐことができるのです。
具材に決まりはないので、お肉や天ぷらがトッピングされていることもあります。
その場合は、カロリーが高くなって太りやすいので注意が必要です。
釜玉うどん
釜玉うどんは茹でた麺をそのままどんぶりに乗せて、卵と醤油をかけるだけのうどんです。
つゆがない分カロリーが抑えられるので、ダイエットにおすすめです。卵からタンパク質もとれることから、栄養バランスも整います。
温玉うどん
温玉うどんは釜玉うどんにつゆが入ったうどんです。
温かいつゆで卵が温められているので、卵の栄養吸収がよくなります。
つゆを飲むとカロリーが高くなってしまうので、つゆは飲まないようにしましょう。
ダイエットに向いているうどんの具材ランキングTOP5
うどんの具材を選ぶときは、ここでご紹介する5つの中から選ぶことがおすすめです。
お肉や天ぷらなどを選んでしまうと、カロリーが高くなって太りやすくなってしまうからです。
1位のきのこ類は食物繊維が豊富で、食べ過ぎを防ぐことができるので好き嫌いがなければきのこ類を具材にしましょう。
1位 きのこ類
きのこ類は食物繊維が豊富で、うどんを食べるときのカサ増しになります。
うどんは食べやすいことから食べ過ぎてしまうので、きのことの相性がとてもよいのです。
きのこであれば何でも問題ないので、好きなきのこを選びましょう。
2位 わかめ
わかめはセルロースとアルギン酸という食物繊維が豊富なたべものです。
うどんの血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果があるので、うどんより先に食べることで脂肪の吸収を抑えることができます。
しかも、ビタミンも豊富なので代謝アップも期待できるでしょう。
3位 たまご
たまごはダイエット中に不足しがちなタンパク質を摂取することができます。
1つあたり6gのタンパク質がとれるので、うどんに1つだけいれることをおすすめします。
というのも、たまごはカロリーが1つで90Kcalあるので、食べ過ぎると太りやすくなってしまうのです。
たまごを入れるときは、必ず1つだけにしましょう。
4位 大根おろし
大根おろしは抗酸化作用が強く、代謝をあげてくれる効果があります。
うどんは太りやすい食べ物なので、大根おろしのような代謝があがる食べ物と一緒に食べることで太りにくくなるのです。
5位 ねぎ
ねぎも大根おろしと同じように抗酸化作用のある食べ物です。
カロリーが低いのでたべる量に気をつける必要もありません。
ビタミンの吸収を抑えてくれるアリシンという成分が含まれているので、わかめと一緒に具材にすると良いでしょう。
ダイエットに向いているうどんの麺は讃岐うどん
ダイエット中にうどんをたべるときは、讃岐うどんの麺を使うことをおすすめします。
讃岐うどんはコシが強く、噛む回数が自然と増えるからです。
これは、讃岐うどんを作るときの足踏み作業から生まれるグルテンの弾力のおかげです。
噛む回数が増えると満腹中枢が刺激されるので、食べる量を抑えることができます。
なので、うどんを食べるときは讃岐うどんで使われる麺を選ぶようにしましょう。
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うどんの太りづらい食べ方
- 一口につき30回以上噛む
- つゆを飲まない
うどんを食べるときは一口につき30回以上噛んでから飲み込むようにしましょう。
そうすれば満腹中枢が刺激されて、食べすぎを防ぐことができます。
また、つゆを飲んでしまうと糖質やカロリーが高くなってしまうので、つゆは飲まないでうどんを食べましょう。
ダイエット中に食べても良い麺ランキングTOP3
ここではダイエット中に食べても良い麺を、ランキング形式でご紹介していきます。
ダイエット中に麺を食べるなら、1位のそばを食べることをおすすめします!
なぜなら、そばが麺の中でもっとも血糖値が上がりにくく、太りにくい麺だからです。
1位 そば
そばはGI値が59しかないので、血糖値が上がりにくい麺です。
麺類の中でもっともビタミンが多く、代謝がよくなることもわかっています。
ラーメンやうどんの麺が小麦粉中心なのに対し、そばは蕎麦粉が中心に使われています。
この蕎麦粉のGI値が低いので、血糖値が上がりにくいのです。
そばは「ざるそば」が一番おすすめです。
※そばについて詳しく知りたい人はダイエット中にそばを食べても痩せる!知らないと損する3つの条件をタップしてください。
2位 パスタ
パスタのGI値は65とそばに比べると高めですが、GI値が84もある白米と比べると太りにくいことがわかります。
ダイエット中のパスタは食べてはいけないイメージがありますが、実は太りにくい麺だったのです。
しかし、ソースや具材によっては太りやすいので注意が必要です。
ダイエット中にパスタを食べるなら「ポモドーロ」を食べましょう。
※パスタについて詳しく知りたい人は実はパスタを食べても太らない!ダイエット向きのパスタ11選をタップしてください。
3位 うどん
うどんは太りやすい麺ですが、ラーメンに比べると太りにくいことから3位になりました。
うどんを食べるのは、そばやパスタが好きではなく、どうしても麺が食べたいときだけにしておきましょう。
その際は、わかめうどんを食べて血糖値がなるべく上がらないように気をつけてください。
まとめ
うどんは低カロリー低糖質ですが、血糖値が上がりやすいのでダイエット向きではありません。
腹持ちが悪いだけではなく、食べる量も多くなってしまうことから、ダイエット中はなるべく食べないようにしましょう。
どうしてもうどんが食べたくなったら「わかめうどん」を食べることをおすすめします。
もしダイエット中に麺類が食べたくなったら、ダイエット中に食べても良い麺ランキングTOP3でご紹介した1位のそばを食べるようにしてください。
そうすれば太ることなく、ダイエット中でも麺類が食べられるはずです。